三島町:交流事業のコーディネートを経て、三島と台湾の共通点でのナレッジシェアが可能に

  • CLIENT: 三島町
  • POSITION: アドバイザー
  • DURATION: 2019-
  • AS: 株式会社とぶひ

概要

Local creators marketを通じて関わりがあった三島町からの依頼で、三島町と国立台湾工芸研究発展センターで締結された友好協定に関わる交流事業の推進を支援している。

背景

三島町と国立台湾工芸研究発展センターで締結された友好協定に対して、実務的に稼働できる人材が町内には限られており、三島町への理解が有り台湾との友好協定を今後の町づくりの為に有効活用できる人材が求められていた。Local creators marketを通じて関わりがあった為、町により相談を受け事業コーディネーターを引き受けることとなった。

支援内容

町内での交流事業の認知理解の促進の為の動き、町役場としての将来の町運営を見据えた動き、交流事業を町内で支援できる人達の巻き込み、それらを踏まえて台湾側との交流企画や調整を行なった。結果的に交流事業を通じて、町の様々な課題解決のアプローチを提案することとなり、交流事業を中心に高齢過疎化コミュニティの未来に向けての糸口を共に見つけていく支援になっている。

生まれたシナジー

台湾との交流事業を進めることで、雲林国立科技大学とも友好協定を締結する事となった。これにより学術的な側面からの視点が加わり、実際に台湾の山間部の地域コミュニティーや、同じ植物由来素材の編み組細工の置かれた状況を把握し易くなった。すると、課題の共有や、それぞれのコミュニティがもつ事例がシェア出来る事も見えてきている。

印象に残ったエピソード

かつて学生時代に研究で三島町から様々な事を学んだ台湾からの留学生が、現在は雲林国立科技大学の学部長になり、台湾でも一番のまちづくりの専門家になっている。そしてその台湾での様々な街づくりの事例が、今度は三島町の未来を作るヒントになっていく。世代と空間を超えた真の交流を垣間見ているように感じている。

三島町の方々と共に台湾を訪問
三島町のみなさん