JETRO:ファッション産業の固定観念を超え、”桐生”の自力を活かし海外市場を開拓するための長期的支援を行う

  • CLIENT: JETRO
  • POSITION: プロデューサー
  • DURATION: 2018-2020
  • AS: KCmitF

概要

洋服をつくるための織り・編み・染め・刺繍・加工・縫製全てが揃う産地、桐生。そして桐生の地で洋服生地を製造する桐生の機屋が組織する織物協同組合。

織物協同組合と共に、海外市場の販路開拓に関する仮設設計から遂行までを並走している。

背景

年々市場規模が小さくなる国内のファション業界を中心に洋服生地を製造する桐生の機屋が組織する織物協同組合が、JETROの地域団体商標海外展開支援事業(特許庁補助事業)に採択され、海外市場の開拓に関してのどのように戦略設計すべきか、専門的なアドバイスを必要としていた。

支援内容

現在の課題の洗い出しから、構造的な課題を乗り越えるための仮説設計、仮説を検証する為のリサーチ、リサーチ結果からの戦略設計の全てをフォローアップしている。戦略の遂行フェーズにおいても、伴走し発生する課題に対して常に共に向き合いながら解決を図り推進している。

固定観念を飛び越えて生まれるシナジー

桐生という産地は自力もポテンシャルも非常に高いが、ファッション産業の構造的課題の影響による固定観念があった。そこをジャンプする事に取り組んだ事で、最適なパートナーとなるファッションデザイナーとの巡り合わせが生まれ、プロジェクトを共に遂行する仲間になっている。

「ファッションデザイナーはもっと桐生に来て生地について勉強すべきだ」とチームのデザイナーがとあるメディア取材で語った。当初の狙いが具現化していること、取り組みを継続していくことでメンバーの関係性がより密になり、チーム力が向上している事も実感できている。